平成27年度N.G.C九州主幹事業“THE 舞台照明基礎講座”の終了報告
報 告:N.G.C.九州委員 吉永 勝義(フェースライト)
日 程:平成27年度 4月13日(月)
場 所:ぽんプラザホール
参加者:99名(一般48名、専門学生31名、他関係者)
第T部「照明基礎講座」 13:00〜14:10 (70分)
講師:岩田 守(所属:泣Tム 北九州芸術劇場勤務)
「舞台・テレビジョン照明基礎編」をテキストとして、舞台照明の基礎について、プロジェクターや照明機材を用いて説明を行いました。
・舞台・テレビジョン照明とは? (テキスト P7〜14)
プロジェクターに建築照明や環境照明を写し、舞台照明との違いを説明。
そして、舞台照明の定義、要素についての説明が行われました。
・光の3原色 (テキスト P125〜128)
RGB(ブルー・グリーン・レッド)加法混合、CMY(シアン・マゼンダ・イエロー)減法混合の説明。
・スペクトルから見る光の構成 (テキスト P175〜184)
紫外線・可視光線・紫外線の説明
・光の角度 (テキスト P93〜98)
ステージにモデルを立てて、順光、測光、逆光、トップライト、フットライトなどの説明
・照明機器 レンズによる分類 (テキスト P113〜122)
凸レンズ、フレネルレンズ、シールドビーム、フラッドライト、エリプソイダルなど の説明
・電気の基礎知識 (テキスト P158~164)
ワット、アンペア、ボルトなど電気に関する基本的な知識及びケーブルやコネクター等の種類の説明
第U部「パネルディスカッション」 14:20〜14:50
パネリスト 九州支部選出 理事 里 憲治 (所属:葛繽B共立)
パネリスト 九州支部長 佐藤 勝朋 (所属:兜汢ェ市民ホールサービス)
進行 N.G.C.九州委員 吉永 勝義 (フェースライト)
「若者へのアドバイス」をテーマに先輩方の経験談、以下のアドバイスをいただきました。
1、 バレエやダンスなどで、カラーフィルターの色を決めるとき、
どんなことを考慮していますか。
支部長:地明り・ブッチなどで、ダークブルー、ライトブルー、ラベンダーなど3ケタの色を使用しています。たとえばダークブルーは119を使っていて、ポリカラーでいう72よりもう少し純色のブルーに近い、71より赤みかかってない色です。
理事:私は、ダンスなどですがダークブルーは86をよく使います。これは好みですが73よりも透明感がある色です。
2、バレエの仕事で、特に注意している点はなんでしょうか。
支部長:衣装は特別気を付けます。衣装は、バレエの演出家又は先生が考えて作っているのでそれを活かしきれいに見せるよう気を付けている。
そしてもう一つ、バレエは足の表現が大事なので床面が暗くなるような明かりはつくりません。
3、若いうちにしておくとよいことは何ですか。
理事:照明だけに特化するのもいいですが、今のうちに音響・映像などにも
興味があれば手を広げていければいいのではと思います。
支部長:買ってでも努力してください。必ず報われます。今はやる気になれば、
いろいろなところから情報を手に入れられますから、
勉強してください。本を読みましょう。
そして途中、質疑応答も行いアドバイスをいただきました。
第V部「実技講習」 15:00~16:40 (100分)
講師:酒見輝久、芳田寛希、橋本明典、高吉和博
サポート:隈元理之、中野伸一 全員NGC九州メンバー
N.G.C.九州メンバーを講師に、実際のサスペンションに持込照明器具を仕込み、実技講習を行いました。79名を2班に分けて、舞台と客席との2か所に分かれて講習を行いました。舞台班では、さらに3班に分け、1回十数人でサスの仕込み・仮シュート・バラシの実技を行い、講師たちが受講者に丁寧に教えました。
また、客席班は灯体を開けてランプの扱い方の説明や、介錯棒(サオ)の使い方、そして安全帯とヘルメットを使用しての作業実演と説明を行いました。
45分が経過したところで各班が入れ替わり、引き続き受講者全員に実技講習を行いました。
照明の陰影が与える印象を
説明する岩田氏
実技を解り易く指導する芳田氏
パネルディスカッション
“THE 舞台照明基礎講座”
日 程:平成27年度 4月13日(月)
場 所:ぽんプラザホール
参加者:99名(一般48名、専門学生31名、他関係者)
第T部「照明基礎講座」 13:00〜14:10 (70分)
講師:岩田 守(所属:泣Tム 北九州芸術劇場勤務)
「舞台・テレビジョン照明基礎編」をテキストとして、舞台照明の基礎について、プロジェクターや照明機材を用いて説明を行いました。
・舞台・テレビジョン照明とは? (テキスト P7〜14)
プロジェクターに建築照明や環境照明を写し、舞台照明との違いを説明。
そして、舞台照明の定義、要素についての説明が行われました。
・光の3原色 (テキスト P125〜128)
RGB(ブルー・グリーン・レッド)加法混合、CMY(シアン・マゼンダ・イエロー)減法混合の説明。
・スペクトルから見る光の構成 (テキスト P175〜184)
紫外線・可視光線・紫外線の説明
・光の角度 (テキスト P93〜98)
ステージにモデルを立てて、順光、測光、逆光、トップライト、フットライトなどの説明
・照明機器 レンズによる分類 (テキスト P113〜122)
凸レンズ、フレネルレンズ、シールドビーム、フラッドライト、エリプソイダルなど の説明
・電気の基礎知識 (テキスト P158~164)
ワット、アンペア、ボルトなど電気に関する基本的な知識及びケーブルやコネクター等の種類の説明
第U部「パネルディスカッション」 14:20〜14:50
パネリスト 九州支部選出 理事 里 憲治 (所属:葛繽B共立)
パネリスト 九州支部長 佐藤 勝朋 (所属:兜汢ェ市民ホールサービス)
進行 N.G.C.九州委員 吉永 勝義 (フェースライト)
「若者へのアドバイス」をテーマに先輩方の経験談、以下のアドバイスをいただきました。
1、 バレエやダンスなどで、カラーフィルターの色を決めるとき、
どんなことを考慮していますか。
支部長:地明り・ブッチなどで、ダークブルー、ライトブルー、ラベンダーなど3ケタの色を使用しています。たとえばダークブルーは119を使っていて、ポリカラーでいう72よりもう少し純色のブルーに近い、71より赤みかかってない色です。
理事:私は、ダンスなどですがダークブルーは86をよく使います。これは好みですが73よりも透明感がある色です。
2、バレエの仕事で、特に注意している点はなんでしょうか。
支部長:衣装は特別気を付けます。衣装は、バレエの演出家又は先生が考えて作っているのでそれを活かしきれいに見せるよう気を付けている。
そしてもう一つ、バレエは足の表現が大事なので床面が暗くなるような明かりはつくりません。
3、若いうちにしておくとよいことは何ですか。
理事:照明だけに特化するのもいいですが、今のうちに音響・映像などにも
興味があれば手を広げていければいいのではと思います。
支部長:買ってでも努力してください。必ず報われます。今はやる気になれば、
いろいろなところから情報を手に入れられますから、
勉強してください。本を読みましょう。
そして途中、質疑応答も行いアドバイスをいただきました。
第V部「実技講習」 15:00~16:40 (100分)
講師:酒見輝久、芳田寛希、橋本明典、高吉和博
サポート:隈元理之、中野伸一 全員NGC九州メンバー
N.G.C.九州メンバーを講師に、実際のサスペンションに持込照明器具を仕込み、実技講習を行いました。79名を2班に分けて、舞台と客席との2か所に分かれて講習を行いました。舞台班では、さらに3班に分け、1回十数人でサスの仕込み・仮シュート・バラシの実技を行い、講師たちが受講者に丁寧に教えました。
また、客席班は灯体を開けてランプの扱い方の説明や、介錯棒(サオ)の使い方、そして安全帯とヘルメットを使用しての作業実演と説明を行いました。
45分が経過したところで各班が入れ替わり、引き続き受講者全員に実技講習を行いました。
照明の陰影が与える印象を
説明する岩田氏
実技を解り易く指導する芳田氏
パネルディスカッション