舞台部門
文部科学大臣賞・大賞
作品名 |
奈良市/「東アジア文化都市 2016 奈良市」実行委員会主催 維新派 『アマハラ』 奈良・平城宮跡(東区朝堂院) |
概要 |
モノトーンの照明で息を飲む程の美しさであった。演出の意図や作品のイメージに合せ、ドラマチックに仕上げていた。何処を切り取っても素敵で、良く計算された素晴らしい明りであった。 |
公演日 |
10月14日〜24日 |
審査委員特別優秀賞
作品名 |
(株)ディスクガレージ主催 KIKKAWA KOJI Live 2016 “WILD LIPS” TOUR FINAL 東京都体育館 |
概要 |
最近ではめずらしくLED映像がなく、その分照明による演出効果がコンサートを盛り上げていた。DL-3で白い衣装を巧みに染め上げたり、リストバンドの色操作による客席との一体感を演出したり、ムービングライト・JARAG・タングステン光のバランスや色づかいも非常に良い。骨太のロックを際立たせる照明であった。 |
公演日 |
8月27,28日 |
優秀賞
★日下 靖順 (株)アート・ステージライティング・グループ |
作品名 |
東宝/WOWOW主催 「JERSEY BOYS」 シアタークリエ |
概要 |
演出意図を充分に考慮して、多様・多彩なる照明にて立体空間を創造して作品進行にテンポを生み、リズムを創り、上演舞台の完成度に貢献した。ある時代のある国の音楽シーンを旨くとらえて適格な照明に仕上がっている。 |
公演日 |
7月1日〜31日 |
作品名 |
NBAバレエ団主催 NBAバレエ団公演 「くるみ割り人形」 所沢市民文化センター ミューズマーキーホール |
概要 |
異色演出の「くるみ割り人形」。明るく華やかに、という演出意図に添った照明で作品を輝かせた。絵画が描かれた数枚の紗幕による幻想的・多彩なる場面を創り出す演出に対し、巧みなる照明技法を用いて効果を上げ、作品の完成度を高めている。 |
公演日 |
12月25日 |
作品名 |
タオ・エンターテイメント主催 舞響 踊る○太鼓 キャナルシティ劇場 |
概要 |
舞台装置・映像との調和を図り、生明りを中心とした無駄を省いた照明技法により、作品の完成に寄与したことが多大である。 |
公演日 |
12月19日 |
新人賞
作品名 |
札幌シティバレエ 小椋美香主催 札幌シティバレエ 20th Anniversary 公演 「ラ・フィーユ・マル・ガルテ」 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール) |
概要 |
大掛かりなセットの全幕の他に多くの小品集を含んでいるため、照明器具の設置場所や時間に制約がある中で、効率よく仕込みを考えており、かつ繊細な部分も妥協せず、情景描写もよく表現できていた。 |
公演日 |
7月30日 |
作品名 |
(有)純クリエーション/SCSミュージカル研究所主催 SCSミュージカル研究所公演 オリジナルミュージカル 「ブリリアンの秘密」 仙台電力ホール |
概要 |
室内空間や屋外空間を照明で表現できたこと。また、美術セットを効果的に生かしたこと。LEDParは使えどムービング系ライトは使用せずに、一般照明を駆使することで、より演出効果を高め、作品作りに貢献している点に共感を覚える。 |
公演日 |
7月23,24日 |
作品名 |
ホットスタッフプロモーション主催 星野 源 LIVE TOUR 2016 「YELLOW VOYAGE」 日本武道館 |
概要 |
様々な機種のムービングを使いながらも、シンプルなカラーで上手くまとめている。コンサート全体の流れを考えた照明デザインであり演出意図を効果的に表現していた。 |
公演日 |
3月14日 |
★須賀 智己 (株) GLORY CREATION |
作品名 |
中日新聞社主催 ペコロスの母に会いに行く 中日劇場 他 |
概要 |
劇のトーンに合わせて大らかで明るい色調の照明であった。大舞台に対応したフラットな明かり、影を強調した明かりの組み合わせを工夫している。 |
公演日 |
7月23日〜9月2日 |
作品名 |
劇団sol.a.seed主催 劇団sol.a.seed第10回公演 「シンデレラストーリー」 Art Theater dB Kobe |
概要 |
舞台転換もない中で照明により工夫し時間や場所の印象を際ださせていた。仕込も少ないが最大の考課が出ていた。ファンタジーな空間がよく出ていた。若いデザイナーで今後の活躍が期待されます。 |
公演日 |
3月5,6日 |
奨励賞
作品名 |
愛知県芸術劇場主催 黒田育世レパートリーダンス公演 「ラストパイ」 愛知県芸術劇場小ホール |
概要 |
生命感あふれる照明で、ダイナミックな群舞を際立たせた。多彩な方向から照明がダンサーを影絵のように投影し、とりわけ群舞では人間と影絵の“共演”で幻想的な世界を紡いだ。 |
公演日 |
2月11日 |
作品名 |
テアトル・ド・バレエカンパニー主催 塚本洋子テアトル・ド・バレエカンパニー公演 「春の祭典」「真夏の夜の夢」 愛知県芸術劇場大ホール |
概要 |
深川秀夫、井口裕之という年代も背景も異なる作者の作品。しかしともにドラマ性を要求する作品であり深川作品は空間を染め、井口はセットを染める対応がされた。 |
公演日 |
10月1日 |
作品名 |
日本テレビ主催 ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー さいたまスーパーアリーナ 他4ヶ所 |
概要 |
映像と明りが融合し色合いが新しく、目まぐるしい展開にも照明で幻想的に映し出していた。紗幕にあたる映像と演者にあてる照明のシンクロ、バランス、全てが整った時にこのショーの世界感、ストーリーの流れ、観客の集中力と感動を導くことが出来ていた。 |
公演日 |
7月22日〜8月31日 |
作品名 |
株式会社AKS主催 HKT48 5th Anniversary 「39時間ぶっ通し祭り!“みんなサンキューったい!”」 西鉄ホール |
概要 |
狭い空間の中で、曲ごとに多彩な照明効果を加え、アイドルグループのショーアップに貢献した。 |
公演日 |
11月26日 |
努力賞
作品名 |
文化庁/新国立劇場主催 新国立劇場演劇研修所 第9期生修了公演 「噛みついた娘」 新国立劇場 小劇場 |
概要 |
研修生による終了公演であったが、スタッフに人材を集め、一般公演と遜色のない出来。廻り舞台に対応したスピディーで変化のある照明にて演出効果を高めていた。 |
公演日 |
1月8〜13日 |
作品名 |
NEXT ROAD主催 吉田拓郎 LIVE 2016 東京国際フォーラムホールA |
概要 |
ムービング、一般照明、映像をうまく合わせ、タングステンの温かさも残して、吉田拓郎の世界観を一曲ごと丁寧にライティングで表現しているのは見事であった。 |
公演日 |
10月3、19日 |
作品名 |
いいむろなおきマイムカンパニー主催 いいむろなおきマイムカンパニー 「doubt -ダウト-」 AI・HALL(伊丹市立演劇ホール) |
概要 |
劇場を熟知し、シンプルな照明であるが矩形などで場所をあらわしていた。 |
公演日 |
6月17〜19日 |
スタッフ賞
スタッフ |
岩元さやか フリーランス
吉田一弥 ・ 吉津果美 GEKKEN staffroom
手塚 匠 ・ 飯塚裕之 (株) ピーエーシーウエスト
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功労賞
作品名 |
人形劇団プーク主催 人形劇団プーク公演 プーク人形劇場誕生45周年記念公演 古典落語より 「死神」 プーク人形劇場 |
概要 |
コミカルだが少し心がひんやりする落語の世界を、やさしく楽しい明りで人形劇独特の空間と表現を効果的に演出していた。人形劇という一つのジャンルを確立するに効果的なる成果を上げ、貢献してきた照明である。 |
公演日 |
10月7〜10日、14〜16日 |
作品名 |
吾妻寛穂主催 第14回寛穂乃会 「鬼子母繚乱」 国立劇場 小劇場 |
概要 |
吾妻寛穂・猿若清三郎のコラボで生み出された“鬼子母神”の激しい情念の世界を和楽器演奏と共に和風無彩の照明技法などにより、シンプルで奥深い空間を表現してみせていた。 |
公演日 |
10月11日 |
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