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第37回 平成29年度 日本照明家協会賞  受賞者一覧表

舞台部門

文部科学大臣賞・大賞

紫藤 正樹  劇団四季
作品名 劇団四季主催
SONG&DANCE65
自由劇場
概要 恵まれた環境の中で製作された作品ではあるが、30曲を超えるシーンに対し、パーフォーマンス、美術、映像等との見事なコラボレーションによる表現は緻密な計算によって仕上げられた照明デザインでなければ完成されなかったであろう。新たな演出・振付けに対する照明家の新鮮な感覚が随所に垣間見える。
公演日 10月5日〜11月26日

優秀賞

上村 範康  フリー
作品名 北海道ダンスプロジェクト主催
「我楽多-1」にいらっしゃい  HDP合同作品
「生きる2017〜死にたいなんて言わないで〜」
ニトリ文化ホール
概要 ストーリー性の高いジャズダンスの作品を、優れた照明テクニックで支え、上演効果に貢献した。 演出の意図を良く汲み取って優れた作品に作り上げた。多数のキューを流れるようなリズム感で処理している。
公演日 8月29日
照井 晨市  ASC オールステージカンパニー
作品名 アーリドラーテ歌劇団主催
G.ヴェルディ オペラ
「イル・トロヴァトーレ」全幕
シアター1010
概要 全体を純白のビニールで囲まれたシンプルな舞台に対し、トロバトーレの世界観を出すため、従来の照明手法にとらわれることのない、作者本来の意図を読み解くことに挑戦した今回のデザインは、演出や自分との葛藤はあったと思うが、作品の演出効果に大きく寄与した。
公演日 7月8、9日
加藤 学  (株)ブルーモーメント
作品名 一般社団法人現代舞踊協会主催
2017 都民芸術フェスティバル参加公演
「現代舞踊公演」
東京芸術劇場プレイハウス
概要 現代舞踊協会系モダンダンスも、今回のように実力のある若手舞踊家が登場してきている中、加藤氏の照明デザインはとても新鮮な印象を感じた。VL3000spotのカッターを巧みに使い、細かなダンサーの動きとシンクロしている等、作品に寄り添い舞踊に貢献している。
公演日 3月16、17日
原口 敏也  (有) エストファーム 
作品名 DISK GARAGE主催
Aimer Live in 武道館 “blanc et noir”
日本武道館
概要 センターステージでの苦労はあったと思うが、見せる、聞かせる、客席との一体感を考えた演出照明はすばらしい。クールレイ(競技用ライト)の使用やピンなし等の大胆なシーン、後半での幻想的なシーンやライブハウスと感じさせる空間演出等、メリハリのある観客を引き込んでいく照明デザインであった。
公演日 8月29日

新人賞

阪口 美和  劇団文学座
作品名 文学座主催
青べか物語
文学座アトリエ
概要 限られた空間でありながら、ふしぎな漁師町の世界観を醸し出し、照明によるエリアの切り分けや情景表現と共に、物語に引き込んでゆく照明変化は、立体的で見易い明かりとなっている。
公演日 5月12〜26日
澤邊 将志  (株)SWB
作品名 DISK GARAGE主催
SEKAI NO OWARI
ドーム・スタジアムツアー2017 「タルカス」
さいたまスーパーアリーナ
概要 会場の中心に巨大な樹、それを取り巻くセンターステージの四隅には動物が配置され、全体が絵本のような演出。大胆な色使いとムービングを多用した配光、静と動を巧みにデザインした照明効果は、ファンタジックな物語を彩り、遊園地のようであった。内在する感性にも期待して今回は新人賞とする。
公演日 1月22、23日
三澤 裕史  (株)ライティングカンパニーあかり組
作品名 株式会社パルコ主催
不信〜彼女が嘘をつく理由〜
東京芸術劇場シアターイースト
概要 客席に挟まれたシンプルな二面舞台であるが、シーンが多く、6個のスツールが自動で動きながらの転換で展開する物語。心理描写、情景描写、シーン変化のキッカケ等、地味ではあるが良質な照明で、限られた仕込の中でアクティングエリアを巧みに処理している。
公演日 3月7日〜4月30日

特別賞

昭和音楽大学舞台スタッフコース(照明セクション)  昭和音楽大学
作品名 昭和音楽大学主催
ミュージカルコース・舞台スタッフコース 平成29年度卒業公演
ミュージカル 「オズの魔法使い」/昭和音楽大学
昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
概要 ミュージカル・舞台スタッフ両コースの学生が4年間の集大成として取り組んだ作品。講師の指導を受けながらも、照明専攻の学生が図面作成、稽古見・仕込み・オペレート・バラシ等すべての作業を分担して他の学生スタッフと共に作品の完成に寄与した。今後はプロの現場で羽ばたくことを期待したい。
公演日 12月24日

奨励賞

石島 奈津子  (株)東京舞台照明
作品名 Pカンパニー主催
Pカンパニー第20回公演
シリーズ罪と罰 CASE4 「TOPSY」
シアターグリーン BOX in BOX THEATER
概要 ”TOPSY”という、エジソンと像の悲劇が強く印象づけられた作品・演出に対し、幻想と現実のはざまを空間の複合的照明で巧みに表現しており、影絵などを動かす処理では、楽しさも見せていた。
公演日 6月28日〜7月2日
小保内 陽子  (株)エクサート松崎
作品名 牧 阿佐美バレエ団主催
牧 阿佐美バレエ団 60周年記念公演シリーズ \ 「三銃士」
文京シビックホール大ホール
概要 複雑な物語で場面転換が多い作品であるが、セットの活かし方や人物の見せ方、照明の変化など美しく、全体的にバランスよくまとまっており、落ち着いて物語に入って行ける照明であった。
公演日 3月4、5日
古宮 俊昭  (株)ステージ・ライティング・スタッフ
作品名 新劇交流プロジェクト主催
新劇交流プロジェクト公演 「その人を知らず」
あうるすぽっと
概要 多場面と多彩な登場人物によって成り立っているこの大作を、装置と照明は破綻なくよくまとめていた。情景描写、心理的表現に優れ、演出の意図に添った照明デザインであった。
公演日 6月29日〜7月10日
高木どうみょう  高木どうみょうオフィス
作品名 公益社団法人日本舞踊協会主催
第1回日本舞踊 未来座 =賽SAI=
国立劇場 小劇場
概要 日本舞踊の多彩さ、美しさ、表現力の可能性にチャレンジした、それぞれに個性のある4作品。新作公演の完成に音楽、美術と共に、今まで蓄積してこられた照明技術によるデザインの多大なる貢献を感じる。これからも、照明技術やその効果の可能性に向けての挑戦を期待したい。
公演日 6月15日〜18日
杉浦 清数  (株)ライティング ジャム
作品名 BALLET・NEXT主催
BALLET・NEXT 2017 公演 「シンデレラ」
刈谷市総合文化センター
概要 カラフルで陰影に富む照明、幻想的な照明がファンタジー作品にしっかりと貢献している。
公演日 1月6日

努力賞

藤原 亮  (株)アクト・ディヴァイス
作品名 もりげきライヴ実行委員会/(公財)盛岡市文化振興事業団主催
もりげきライヴvol.266 「KISS+S WORLD 2017」
盛岡劇場タウンホール
概要 ハードロック系の音楽ではあるが、デジタル機器は使用せず、パーライト主体の照明はノスタルジックであり、演奏者の気持ちや音楽がストレートに伝わってくるようであった。客席への照明の使い方も巧みで客席との一体感を醸し出していた。
公演日 2月15日
多田 英治  (有)グルッペ
作品名 徳島市観光協会/徳島新聞社主催
平成29年度 選抜阿波おどり大会 前夜祭
アスティとくしま
概要 ムービングライトや一般照明をバランス良く配置し、その連ごとの地域性や情景を照明で表現しており、どの踊子達もきれいに見せていた。”アスティとくしま”という大型ホールでありながら、会場全体を包み込む照明プランとなっており、努力賞に値する。
公演日 8月11日
與那覇 俊和  (株)パック宮古支社
作品名 劇団かなやらび主催
クスムヌドゥムタ 〜心の蕾〜
マティダ市民劇場(宮古島市)
概要 ムービングやLED照明を積極的に取り入れ、LED照明の変化もスムーズに出来ている。シュートの雑さ、きっかけの曖昧さは感じられるが、制限された機材、時間の中で、エンターテイメントとしての面白さは感じられる。これからも地域イベントなど、それぞれの分野の方々と、もの創りへの参加を続けてほしい。
公演日 8月12、13日

スタッフ賞

スタッフ 森本 真由美大久保 薫金子 ゆか里宮副 良平國部 華田原 秀一  劇団四季
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