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会長挨拶


林 光政会長 小サイズ
林 光政 会長

就任のご挨拶






公益社団法人 日本照明家協会 会長
林 光政


コロナ禍の波に飲み込まれて3年を迎えます。皆様におかれましては、まだまだ予断を許さない状況であると同時に幾多の対応を迫られる局面で日々ご苦労なさっていることとは思います。しかしながらそのような状況の中でも、徐々に以前の業態を取り戻しつつあるとも感じています。より安心して働くことができる日が早く戻ってきますように祈るばかりです。
 さて、目を日本照明家協会に向けると、この何年か目の前のコロナ禍の対応等で先送りにせざるを得なかった協会が抱えてきた課題が山積しております。そろそろ、その課題に結果を出していかなければいけない時期なのではと考えます。

 先ず、第一に考えなければいけないのは、より魅力的な照明家協会をアピールしていこうということです。

 協会の大きな仕事は、全ての照明従事者が働きやすくより良い仕事を作っていく環境作りであると考えます。この数年、会員数の伸び悩み、減少の問題があります。又、勧誘の際、協会員になるとどんな特典があるのか等の質問も多々寄せられると聞きます。それに正確で明らかな回答をすることができない歯痒い思いもあります。実利ばかり求めるのは如何かとも思いますが、説得力のあるより具体的な協会員勧誘の文言は作っていかなければと思います。そして、それを広く伝える努力をしていきます。

 その為には協会の運営に、新しい若い人材や女性の参画や協力が不可欠に思います。実際に働く現場で起こっている様々な問題や課題だけでなく、未来に向けてどういうビジョンを示すべきか、討議して広く情報を流布していく、そういった協会運営には現役の志ある若い世代のエネルギーを必要とします。
又、さまざまな現場の照明従事者の半数以上は女性の活躍によって成り立っていると思われます。ですが、その女性の数が運営において著しく少ないのも現状です。

 現在、着実に課題に結果を出していくために理事や委員会の数、若い世代や女性の参画等に、具体的な数値目標を掲げて邁進していけるよう話し合いを重ねていきます。
又、いろいろな情報を広く手軽に共有できるようホームページの整備やネットワークの構築、会議のリモート化等、協会のデジタル化を進めようとしております。

 今そして未来に向けて、照明家という仕事をより働きやすく、より魅力的な仕事にしていく道筋を協会がリードしていけたらと思います。
全ての照明従事者にご協力いただければ幸いです。

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